学会設立の経緯-学会案内-|和文化教育学会

和文化教育学会 < 学会案内 < 学会設立の経緯

学会案内-学会設立の経緯-

平成17年4月30日に和文化教育学会が、兵庫県加東郡社町に立地する兵庫教育大学にて発足することになり、平成13年度から提唱していた和文化教育の風が全国に吹き始める兆しを感得している次第です。本協会を基軸にして、和文化教育の風が全国の各地域に吹き渡り、風によって運ばれた和文化教育の種が各地域の土壌に根ざし、学校づくりと地域づくりとしての文化創造の原動力が生み出されることを期待して本学会設立の経緯の一端を紹介いたします。

本学会設立の始まりは、平成13年4月に兵庫教育大学学長補佐体制の一環として、中洌正堯学長から専門大学院(「高度の専門性を要する職業等に必要な高度な能力を専ら養うことを目的」とする大学院)に関する検討を委嘱され、平成14年3月までの一年間に亘って学内外の協力者と審議してきた専門大学院構想の取り組みにあります。その報告書として『文化創造指導者の養成を目的とする大学院構想』を刊行する際に、この題名に「学校教育に和文化の『風』を」の副題を明記したのです。なぜなら、これまでの国内の教育制度内教員養成だけでなく、国内外における文化創造指導者養成としての役割がこれからの教師教育において求められ、その為には日本の生活文化、地域文化、伝統文化、現代文化の価値理解とその価値を支える技法・技術の修得を必要とする構想案の趣旨が明確になると考えたからです。さらに、この大学院構想案についての意見聴取活動として国際日本文化研究センター所長の山折哲雄先生を訪ね、先生から助言をいただきました。その助言のひとつとして、和文化教育に関連する図書刊行の指摘を受けた次第です。

この指摘を受けて、和文化教育の関連図書出版について明治図書の編集長樋口雅子さんにご相談したところ快く承諾をして下さり、『「和文化の風」を学校にー心技体の場づくり』(2003年10月)と『和文化 日本の伝統を体感するQA事典』(2004年10月)を出版できることになりました。これらの執筆には、山折先生を始め、池坊保子議員、バーバラ寺岡さん、上原まりさん、茅原芳男先生、河内厚郎先生、善竹隆司さんを含む約100名の方々にご協力をいただきました。そして、原稿執筆協力者の方々、兵庫教育大学学長の梶田叡一先生を始めとする本学の教職員有志、本学同窓会関係者を含めた128名の発起人を平成16年12月28日に組織し、平成17年1月に発起人の有志が集まり、学会設立の準備を開始したのです。その後、設立大会を挙行するために、2月12日、3月21日、4月3日、4月16日、4月23日に設立準備会を開き、準備活動を遂行してきたのです。さらに、協賛の兵庫教育大学からは総務課を中心に全学的な支援をいただきました。また、司会の葛西アナウンサーを含めて設立大会の記念行事、実践発表会、楽座の協力者の方々には参加費用の負担までお願いせざる得ないほどのご協力をいただいた次第です。その意味では、大会の運営資金が無いままに和文化教育の理念に賛同していただいた人間力の結集によって本協会が設立されたと言えます。この設立までの人間力を基盤に今後も文化創造としての和文化教育の推進に尽力いたしますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

名称の変更と会則の改正

この度、平成17年4月30日に創設された「和文化教育研究交流協会」の名称が、平成17年11月25日に開催された第9回和文化教育全国大会(兵庫県立考古博物館)の総会にて「和文化教育学会」の名称に変更することが決議され、平成25年4月から「和文化教育学会」として発足することになりました。名称変更の理由としては、会の基本的性格として「教育研究」団体であること、さらに目的である「和文化教育の普及と発展に寄与すること」を明確にすることにあります。この名称変更に関連して、会則として次の事項が改正されます。

  1. 本会の名称が、「和文化教育学会」になりました。改正会則は、「第1章 総則」の第1条が該当し、「第1条 本会は、和文化教育学会と称する。」と明記されます。
  2. 会員は、「正会員」と「賛助会員」の2種類になりました。改正会則は、「第3章 会員」の第5条が該当し、「第5条 会員は、本会の目的に賛同し、本会への入会申し込みを行った者によって組織する。会員は、正会員と賛助会員の2種類とする。」と明記されます。なお、第8条の特別会員の条項は削除され、以下の条文が繰り上げられて、明記されます。そして、「第8条 正会員は、別に定める会費を納入しなければならない。 2 賛助会員は、別に定める賛助費を納入しなければならない。」と明記されます。
  3. 「正会員」の年間会費が、変わりました。附則の3に該当し、「3.本会の会費と賛助費は、第8条の規定にかかわらず、次の額とする。会 費(正 会 員) 個人 3,000 円、団体 10,000円を一口とし、一口以上。賛 助 費(賛助会員) 個人及び団体とも10,00円を一口とし、一口以上。」と明記されます。
  4. 機関誌の名称が、学会誌の名称に変わりました。改正会則は、「第6章 学会誌等編集」となり、条文が「第19条 学会誌等の編集発行は、別に定める規定に基づく編集委員会において行う。第20条 学会誌は、正会員に配布する。なお、別に定める学会誌代を納入する希望者には販売することができる。」と明記されます。

これらの改正事項を踏まえて、資料として「和文化教育学会規則」を記載していますので、ご参考にして下さい。そして、特別会員として一括会費を納入されている会員と会費前納会員の会費につきましては、平成25年3月31日時点において、「特別会員として会費納入後2年未満の会員には平成25年度と平成26年度の会費を免除する」、また、「複数年前納している正会員の会費については前納額を引いた会費を請求する」対応をしていますので、ご理解をお願いいたします。

このような会則の改正と共に、平成17年4月に創設された「和文化教育研究交流協会」の会長としてご尽力を賜りました初代会長の山折哲雄先生から第2代会長として梶田叡一先生が就任されました。また、副会長後任として吉田廣先生に、その任を引き受けていたくことになりました。さらに、理事として35名、支部長として24名、幹事として8名、監査2名、顧問16名の方々が役員として学会運営にご協力を頂くことになりました。会員の皆様におかれましては、「和文化教育学会」としての活動に、引き続きご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

和文化教育学会
理事長  中村  哲